カチエックスで売らないとキャンセル料を取られる?強制取り下げのケースも紹介

カチエックスでは査定後にバイクを売らないとキャンセル料が発生するのか、契約締結後に自己都合でキャンセルするとどうなるか、カチエックス側から一方的にキャンセル扱いと判定される場合は有るのか、など疑問に思われる方が多かったので、解説していきます。

この記事では主に下記の内容に焦点を当ててまとめていきます。

  • 査定後、売らないとキャンセル料を徴収される?
  • そもそも査定の対象外になるケースはある?
  • 強制的にキャンセル扱いになるケースはある?

カチエックスで査定完了後に売らないとキャンセル料が発生する?

カチエックスの査定サービスを利用後にバイクを売らないとどうなるのか?という質問はよくあります。

ポイントは、売買成立前と売買成立後でキャンセル料の有無が変わるといった点です。必ず押さえておくべき内容なので覚えておきましょう。

売買成立前「キャンセル料は0円!」

カチエックスでは、売買契約締結までの期間はキャンセル料が発生しません。入札価格が納得いかない場合でも、利用料・キャンセル料は一切かからず、安心してご利用いただけます。

売買成立後「違約行為にご注意!」

契約成立後は、出品者・落札者双方にとって責任が発生します。以下、それぞれの立場における注意点と、違約行為による影響について詳しく説明します。

出品者

  • 違約行為例
    • 査定内容と実際の車両状態の相違
    • 車両の不具合の隠蔽
    • 虚偽報告
    • 引渡期間内に車両・書類の引き渡しがない
    • その他、売買契約違反または問題があると判断される行為
  • 影響
    • 落札者からの売買契約解除
    • 最悪の場合は損害賠償請求
    • 契約解除手数料10,000円の支払い
    • 陸送費用・振込手数料などの経費負担

落札者

  • 契約解除例
    • 出品者による引渡遅延
    • 売買契約違反または問題があると判断される行為
  • 影響
    • 売買代金の返金請求
    • 車両の返品
    • 出品者による陸送費用・振込手数料などの経費負担

契約解除手数料

契約解除事由に該当しない場合や疑義がある場合、落札者と出品者は合意解除によって売買契約を解除することができます。この場合、カチエックスは契約解除手数料として10,000円を請求することができます。

スムーズな取引のために

事前に車両状態を正確に把握し、詳細な情報提供を行うことで、トラブルを未然に防ぎ、スムーズな取引を実現することができます。

カチエックスで強制的にキャンセル扱い(取り下げ)になるケース

カチエックス買取サービスを利用する際に注意しておきたいポイントがあります。基本的には事故車や不動車でも買取の対象ですが、バイクの状態によっては強制的に取り下げられるケースがあります。

  • 査定申し込み時に取り下げになるケース
  • 現地で実車確認時に取り下げになるケース

以上の2パータンを解説していきます。

査定申し込み時に出品自体が取り下げになるケース

カチエックスの査定申し込み時に出品自体が取り下げになるケースは以下の3パターンになります。

  • 車体番号の不正打刻・再打刻がある
  • メーターが交換済みである
  • 事故・転倒などにより大きなダメージがある

では、それぞれ詳しく解説してきます。

車体番号の不正打刻・再打刻

バイクの車体番号は、いわばそのバイクの「身分証明書」であり、製造元によって個別に割り当てられます。製造された時から廃車に至るまで、そのバイク唯一の識別番号として機能し、正確な製造年、モデル、仕様などを確認することができます。

しかし、車体番号が打刻し直されている場合、バイクの来歴や過去の取引履歴が不明確になり、盗難車である可能性も排除できません。盗難車の売買は違法行為であり、企業の社会的責任や法令遵守の観点からも、カチエックスでは取り扱いは不可能となります。

さらに、車体番号打刻車両は、真正性や価値の判断が非常に困難です。正確な情報に基づいた査定が難しいため、査定前に取り下げとなります。

メーターの交換

バイクの価値は、走行距離と密接な関係にあります。走行距離が長ければ長いほど、部品の摩耗や劣化が進み、修理や交換が必要になる可能性が高くなります。これはバイクの性能や安全性を低下させ、価値を減損させる要因となります。

しかし、メーター交換によって走行距離が不明確になると、バイクの使用状況や必要なメンテナンス情報が失われてしまいます。正確な情報に基づいた査定が困難になり、買取価格の判断が極めて難しくなります。

さらに、メーター交換は、不正な改造や改ざんを隠蔽するために用いられるケースもあり、その真偽を判断することが非常に困難です。

以上の理由から、カチエックスバイク買取サービスでは、メーター交換により走行距離が不明確なバイクは、買取対象外となっています。

事故車・転倒歴があり大きな損傷がある

事故や転倒による大きなダメージは、バイクの性能や安全性を著しく損なう可能性があります。

バイクの性能や安全性は、お客様の安全と快適な走行を支える重要な要素です。これらの要素が損なわれると、バイクの価値は大きく下がり、最悪の場合、事故を引き起こす危険性も高まります。

修理費用が膨大になるケースもあります。

大きなダメージを受けたバイクは、修理やメンテナンスに多額の費用が必要となる場合があります。場合によっては、修理費用がバイクの価値を上回ることも考えられ、買取業者にとって経済的な負担となる可能性があります。

カチエックスバイク買取サービスでは、お客様に安全で高品質なバイクをお届けするために、事故・転倒による大きなダメージがあるバイクは買取対象外とさせて頂いております。

ただし、カチエックスは事故車・転倒歴がある・不動車でも買取対象となっています。買取が可能か不可能かは、査定登録後にスタッフが判断します。まずは査定登録してみる事をおすすめします。

現地で実車確認時に取り下げになるケース

現地で実車確認時に強制的に契約が取り下げになるケースがあります。

カチエックスでは現地での実車確認のタイミングは最終段階となります。ざっくりな流れを箇条書きにすると以下になります。

現地で実車確認までの流れ(経過日数は最短で計算)

  • ①査定申し込みからオークションに出品計1日経過
  • ②入札額次第で売買契約の承諾計3日~4日経過
  • ③買取業者がカチエックスに入金計4日~5日経過
  • ④現地にて実車確認後に問題が無ければ売買契約成立でバイクを引渡し計5日~6日経過

何をお伝えしたいかというと、現地での実車確認は最終工程となります。売却まであと一歩の段階で強制的に契約が取り下げになるのは時間や労力が無駄になります。そういった状況に陥らないように事前にポイントを押さえておきましょう。

バイクの引渡し時に強制的にキャンセル扱いとなってしまう、よくあるパターンは「申し込み時に提出したバイク情報・写真の情報と実車に大きな差異がある場合」となります。

  • シートレールの過度な歪み
  • フレームやタンクの損傷
  • エンジンの不調・異音
  • ハンドルストッパーの過度な損傷
  • オイル漏れ・クーラント漏れ

各項目ごとに解説していきます。

シートレールの過度な歪み

シートレールの歪みは、バイクの乗り心地や安全性を左右する重要な問題です。

カチエックスでは、バイクの価値を正確に査定するために、シートレールの状態を詳細に確認しております。歪みが認められる場合、修理や交換が必要となるため、査定額に影響を与える可能性があります。

事前に告知されていない重大な歪みは、キャンセル扱いになる可能性があります。

フレームやタンクの損傷

バイクのフレームやタンクの状態は、査定額に大きな影響を与える重要な要素です。

傷、錆、凹みなどのダメージは、過去の事故や修理痕の証拠となり、バイク全体の品質と価値を大きく左右します。そのため、査定前にフレームやタンクの傷、錆、凹みなどのダメージを正確に把握することが重要です。

事前告知のないダメージは、査定額の減額やキャンセル扱いとなる可能性があります。

エンジンの不調・異音

エンジンの状態は、バイクの価値を決定する上で最も重要な要素の一つです。

カチエックスでは、専門的な知識を持った査定士が、エンジンの異音や不調を詳細に確認し、査定額に反映しております。エンジンに違和感がある場合は必ず、事前に告知しておきましょう。

エンジンに異音や不調があると、修理やメンテナンスに時間と費用がかかるため、査定額が減額され買取不可能になる場合があります。減額の範囲は、バイクの種類や年式、総走行距離、エンジンの状態によって異なります。

ハンドルストッパーの大きな損傷

ハンドルストッパーは、安全な走行のために重要な役割を果たす部品です。

ハンドルストッパーが損傷していると、ハンドルの旋回角度が制限され、ハンドル操作が不安定になる可能性があります。さらに、ハンドルが過度に回転し、フレームやタンクに衝突するリスクも高まります。

損傷が認められる場合、修理が必要となり、査定額に影響を与える可能性があります。重大な損傷がある場合は、キャンセル扱いとなる場合もありますので、ご注意ください。

オイル漏れ・クーラント漏れ

バイクのオイル漏れやクーラント漏れは、単なる液体の漏れではなく、エンジンや冷却系統の潜在的な問題を示す深刻なサインです。これらの問題は、エンジンの寿命を縮め、最悪の場合、重大な故障を引き起こす可能性があります。

事前に告知されていないオイル漏れやクーラント漏れは、買取業者にとって修理費用やトラブル発生のリスクを意味します。そのため、査定額の減額対象となるだけでなく、場合によってはキャンセル扱いとなる可能性もあります。

強制的なキャンセル扱いにならないように事前告知は念入りに

カチエックスのバイク査定サービスでは、お客様と業者間の信頼関係を築き、納得のいく取引を実現するために、透明性の高い事前告知を推奨しています。

事前に全てを正直に伝えることは、後のトラブルを回避し、スムーズな取引を実現するための重要なポイントです。

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