プロの歌手になるには、歌手として必要な歌唱力やテクニック、表現力を身につけるだけなく、歌に対する情熱や歌手になるための強い意志が必要です。
プロの歌手になるためは、積極的に行動し、自らチャンスを掴むしかありません。
オーディションを受ける、ライブ活動したり動画サイトで歌を公開したりする、レコード会社にデモテープ送るなどして、自分の歌をアピールしましょう。
今回は、プロ歌手になるためにできる3つのことや必要な能力、オーディションのコツなどを紹介します。
プロの歌手になる3つの方法
プロの歌手になることを夢見ている人は世界中に数多くいます。実際にプロ歌手として活躍できる人は一握りで、「必ずプロ歌手になれる道」は存在しません。
一方で、「プロの歌手になるためのチャンスを掴める道」としては、次の3つがあります。
1. オーディションを受けて合格する
1つめは、レコード会社や芸能プロダクションなどが主催するヴォーカルオーディションを受けて合格することです。
本戦をコンサートホールや野外ホールで開催する大々的なものから、最近ではインターネット上のオーディションもあります。
2. ライブや動画サイトへの公開など、独自の活動でデビューを目指す
ライブ活動や、動画サイトなどネット上に自分の歌をアップロードするなど、独自のプロモーションかつ動でデビューを目指す方法です。
ライブ活動は、経験や実績を重ねることができるほか、業界の横の繋がりがきるなど、音楽活動をするうえでさまざまなメリットがあります。
有名なライブハウスに出演できるようになれば、新人発掘を目的に観に来る音楽関係者の目に留まり、声がかかる可能性もゼロではありません。
動画サイトに自分の歌をアップして公開するメリットは、いつでもアップロードできることと、拡散次第では全世界の人に見てもらえることです。
ただし、動画の編集技術やプロデュース能力が必要なため、思ったほどアクセス数が伸びないなど、上手くいかないこともあるでしょう。
また、ネットの匿名性を利用して、誹謗中傷を繰り返す人が現われたり、ほんのささいなことがきっかけで炎上したりなど、トラブルに発展しやすい点も注意が必要です。
3. レコード会社にデモテープを送る
自作の曲、またはカバー曲を歌ったデモテープをレコード会社に送り、レコード会社の社員に直接聴いてもらう方法もあります。
レコード会社のなかには、随時デモテープを募集しているところもあるため、まずは事前にレコード会社に連絡し、デモテープを送る条件や方法などをしっかり確認してください。
突然デモテープだけを送ったとしても、レコード会社の人に聴いてもらえる可能性はきわめて低いでしょう。
プロの歌手としてデビューするために必要な3つの能力
「歌が好き」という気持ちだけでは、プロ歌手としてデビューできません。歌手になるために性別や年齢は関係ありませんが、次の3つの能力が必要です。
1. 歌手としての歌唱力やテクニック
シンガーソングライター、バンドのヴォーカル、ダンスヴォーカルなど、歌手にもさまざまなジャンルがあります。
どのジャンルにおいても、プロとして通用するだけの歌唱力やテクニックが必要です。
個性は基礎ができたうえで光るものなので、正しい発声やリズム感などをしっかり養っておきましょう。
2. メッセージを伝える表現力
プロの歌手に必要なのは、歌唱力やテクニックだけではありません。メロディーを通して、その楽曲や歌詞が持つ魅力やメッセージを伝えられるような表現力が求められます。
とくに作詞作曲を自らが手掛けるシンガーソングライターの場合、人の心の響く、共感を得られるような歌を生み出せるだけの感性が必要です。
日頃から読書や映画鑑賞、舞台鑑賞、さまざまなジャンルの音楽を聴くなどして、感性を磨いておきましょう。
3. 根気よく努力を続ける強い意思
プロの歌手になるためには、さまざまな努力や試練を乗り越えなければなりません。
困難に耐え、根気よく努力を続けていくためには、歌うことに対する熱意とプロの歌手になるための強い意志が必要です。
プロの歌手になるためのオーディションのコツ
オーディションの合格するためには、歌そのものの出来はもちろん、自己PRを書いた書類提出や選曲についてもしっかり対策を立てておく必要があります。
自己PRは適度な文字数で簡潔なアピールを心がける
オーディションの第一関門である書類審査では、清潔感のある明るい印象の写真ほか、自己PRの書き方も重要です。
自己PRは適度な文字数で、自分が最もアピールしたいことを簡潔に伝えられる文章が望ましいでしょう。
多くをアピールしようと長文をダラダラ書いてしまうと、敬遠されるだけでなく、逆に印象が薄れてしまいます。
選曲は自分のキーに合った印象的な曲&楽しんで歌える曲を
オーディションに合格するために重要な選曲については、自分のキーに合った、歌いやすい歌を選ぶことが大前提です。
オーディションでは、1曲をフルコーラスで歌うことはほとんどありません。大抵は1分、短いと30秒程度の場合もあるでしょう。
その短い時間で、自分の歌声を審査員に伝えなければならないのです。自分のキーに合った、最も美しく魅力的に聞こえる音域で歌うことがポイントです。
オーディションでよく使用される定番曲よりも、印象に残る曲を選ぶのも1つの方法です。
インパクト狙いを意識しすぎて、歌っていても楽しくない曲を選ぶのは避けましょう。
歌っているときのストレスが審査員にも伝わってしまいます。
プロの歌手になるためのボイストレーニング
プロの歌手になるためには、歌唱力や表現力など、歌手としての実力が必要です。
正しい発声や正確な音程、リズム感、体全体を使った感情表現など、プロレベルの歌唱力を身につけるには、独学のトレーニングでは限界があるでしょう。
歌手になるために必要なテクニックを身につけるには、プロの指導によるボイストレーニングを受けておくのがおすすめです。
ボイストレーニングには、音楽スクールのプロ志望コースや短期間コース、個人運営のボーカル教室など、さまざまなものがあります。
まずは気になったところに資料請求や体験入学を行い、自分に合ったところを見つけましょう。
プロの歌手になるには地道なトレーニングと行動力が必要
プロの歌手になる道は、決して平坦ではありません。多くの努力や困難を乗り越える強い意志が必要です。
日頃のトレーニングで歌手としての歌唱力や表現力を身につけ、オーディションやライブ活動、レコード会社へデモテープを送るなど、自ら積極的に行動することが大切です。
プロの歌手として必要なテクニックを身につけるには、独学よりもプロの指導を受けられるボイストレーニングがおすすめです。
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