ズラリと並んだポケモンカード
リザードンをあがめる様に並べられたカードは、まるで儀式のよう。
1996年に「ポケットモンスター」のカードゲームとして発売されたポケモンカード。
25年以上経過した今、「ポケカバブル」と言われるほど人気が高騰しています。
取扱店では抽選が行われ、1人あたりの購入数も制限するという徹底した転売対策。
人気YouTuberのカード開封動画による認知度向上もあり、カードショップやコンビニを駆け回る人も少なくありません。中にはコンビニの納品トラックを尾行するという過激な人も….※やめましょう
今回はそんなポケモンカードの中でも、皆さんが血眼になって追い求める“レアカード”について解説してまいりましょう。
1.希少性を表す“レアリティ”
カード下部に記された様々な情報
「RR」と印字されているのでダブルレアとなる。因みに筆者はポケモンを一切知らずに育ったウルトラレア。故に「RR」と聞くとリアエンジン / リア駆動のポルシェを連想してしまうという悲惨さ。
ポケモンカードは希少性を表すものとして“レアリティ”が設定されています。
通常下記の8種類のレアリティが設定され、出荷数に対しての封入数でレアリティが決まるようになっています。
SR(スーパーレア)以上は1BOXに1枚以下の封入率で上位レアリティに設定されているので、ある程度高値での取引に期待がもてます。※()内は封入率
<通常レアリティ>
UR:ウルトラレア ※1カートンに1枚(1/3,000)
HR:ハイパーレア ※5BOXに1枚程度(1/750)
SR:スーパーレア ※1BOXに1枚(1/150)
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RRR:トリプルレア
RR:ダブルレア
R:レア
UC:アンコモン
C:コモン
2.レアリティ番外編
窓際のミュウ
ポケモンを一切知らない筆者でもピカチュウとミュウツーは聞いたことがあるぞ。ただミュウの2なのか、ミュウツーという名前なのかは良く分かっていない。写真はミュウなので多分こいつの後期型、いわゆるマイナーチェンジ後のモデルだろう。
前述した8段階の通常レアリティの他にも、下記のレアリティはデザイン等によっては更に入手困難となる可能性があります。
SA:スペシャルアート
絵柄違いのカード。背景やポケモンがイラスト調に描かれた更に期待が高まるレアカード。
CSR、CHR:キャラクタースーパーレア、キャラクターレア
強化拡張パックやハイクラスパックに入っている特殊レアリティカード。ポケモンとトレーナーが一緒に描かれたデザインが特徴。
プロモカード
バトルの参加賞等で入手できるカード。特にカードバトル大会の優勝景品は希少性大。
描きおろしのイラストや通常カードとは異なった技設定がされているものも。
3.人気度、デザイン性が重要?
ポケモントレーナー“セレナ”
セレナが居るならノアも居るのだろうか。
価格の高騰を後押ししているのは、単なる封入率だけではありません。
ポケモンにはモンスターである“ポケモン”と、彼らを扱う“トレーナー”と呼ばれる2種類のキャラクター構成があり、トレーナーはいわゆる普通の人間です。
ヒロインポジションのいわゆる美少女キャラクターは人気度が非常に高く、カードゲームとしての強さだけでなくコレクター要素が人気を後押ししているようです。
中でも写真の様に背景のグラフィックが綺麗なデザインは、更に人気が高騰します。
また、キャラクターのデザインが活かされない程ホログラムが強いものよりも、色味が残る程度の加工の方が人気が高い事もあります。
4.旧裏面カードとは
懐かしい青いカード達
筆者はポケモンカードを一枚も所持したことが無いが、友達が持っているのを眼の端っこで見かけたことはある。その時は確かにこんなデザインだった。思い出は無いが、何となく懐かしい。
旧裏面と言われる1996年〜2001年の5年間のみ発売されたカードの価格も、高騰傾向にあります。
残念ながら現在の公式大会ルールでは使用はできませんが、状態の良いものが年々減少しており、程度の良いものはコレクター需要が非常に高いです。
子供の頃に遊んだ記憶ではこちらの旧裏面のデザインの方が馴染み深い方も多いのではないでしょうか。
筆者は当時、忍者になる為に石を削って忍具を作るのに必死だったため、特に馴染みはございません。
5.最後に
ポケモン交換おじさん
最近の言い方をすると“ポケモン交換ニキ”になるのだろうか。
いかがでしたか?今回はポケモンカードの基礎知識編をお送りしましたが、
「実家にレアカードあったかも?てか全部旧裏面だったはず!」という方も多いのではないでしょうか。
ポケモンカードは子供時代に数年間にわたって結構な量をコレクションしていた方が多く、
手放そうにも今の査定基準でどれが価値ありなのかを判別するのも困難かと思います。
一度、鑑定をおすすめします。
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