ランドセル選びに困っていませんか?重視したい選び方のポイントを解説

「ランドセルを買う時は、何を重視すればいいの?」
「子どもと意見が合わなくてランドセル選びに苦戦中…」
このように悩んでいる親御さんは多いのではないでしょうか。
年々選択肢が増えるのに、1つしか選べないことは大きな悩みどころですよね。
この記事では、ランドセル選びで失敗しやすいところと、選び方のポイントを詳しく解説します。

最後まで読んでいただけると、選び方だけでなく、親御さんの不安も軽くなると思いますので、ぜひご覧ください

1.ランドセル選びで失敗しやすいところはどこ?

ランドセルは種類も多く、焦って選ぶと失敗してしまうこともあります。
ここでは特に失敗しやすいポイントである『デザイン・保証内容・購入時期』について紹介します。

デザインにすぐ飽きてしまった

ランドセルは、6年間毎日使うものですが、選ぶのは年中さんや年長さんの時です。
そのため、流行りのキャラクターやデザインを選ぶと、好みが変わって飽きてしまうことがあります。
「あんなに欲しがっていたデザインなのに」
「やっぱり子どもの好みで買うんじゃなかった」
このように、お子さんと共に親御さんも後悔することになるので、ランドセルのデザインについては良く話し合いましょう。

保証内容が思っていたものと違った

ランドセルについている保証内容を把握できていないと、いざ修理に出した時に思わぬ出費に繋がってしまいます。
保証に関する主な失敗内容は、次の3つが挙げられます。

・修理が無料ではなかった
・6年間保証されていなかった
・修理中の代替のランドセルがなかった

特に、型落ち品を選ぶ時には注意が必要です。
何年か前の物になると6年間保証が付いていない場合があり、高学年になってからカバンを買い直す羽目になったということもあります。

購入時期が遅くて欲しいランドセルが買えなかった

ランドセルの購入時期が遅くなると、欲しいランドセルが売り切れていることもあります。
カタログの取り寄せや展示会へ足を運ぶなど、ランドセルを購入するための活動を『ラン活』と呼びますが、かなり早く始まると思った方が無難です。

今では年中さんの冬には情報収集を始め、年長さんの春~夏頃には購入を終えるケースが多くなっています。
特に『工房系』と呼ばれるランドセルは人気のため、思っていた以上に早く売り切れてしまった、という失敗談をよく聞きます。

2.ランドセルの選び方7つのポイント

ランドセルを選ぶ時に重視したいポイントを7つ紹介します。

1. 素材
2. 容量・使いやすさ
3. 重さ・背負いやすさ
4. 安全性・丈夫さ
5. 購入時期
6. 色・デザイン
7. 耐久性・保証内容

お子さんと親御さんにとって満足度の高いランドセルを選ぶための参考にしてみてください。

素材

ランドセル選びで欠かせないのは素材の選択です。
主に以下の3種類の革が使用されており、その違いによって価格に大きく差がでます。

『コードバン(馬のお尻の革)』は一般的に高価格のランドセルに使用されています。
一生使えるほど丈夫な本革で、使い込む程に味が出ます。反面、重さがあり、革が希少なため色やデザインの選択肢は少なめです。スムース加工など、ツヤのある加工がされているものは傷が目立ちやすい傾向にもあります。

『牛革』は中~高価格のランドセルで使用されています。
とても丈夫で味がある本革ですが、重さがあり、加工が施されていないものは手入れが必要になります。特にヌメ革などは水濡れが弱点で定期的なお手入れが必要ですが、ランドセルの場合は防水加工が施されている場合も多いので、あまり気にしなくても大丈夫です。

『人工皮革』は低~中価格で手に入るランドセルで使用されています。
軽くて雨にも強くお手入れも簡単ですが、本革と比べると革の硬さが劣ります。傷に対しては牛革と匹敵するほどですが、型崩れしやすい傾向にあります。一般的に多く流通しており、色やデザインの選択肢は豊富にあります。

中村鞄製作所のランドセルでは、防水効果と耐久性に優れたコーティング剤を使用しているので、お手入れも簡単にできます。
本革素材でも、雨に濡れたときはささっと乾拭きしていただくだけでOK!軽い汚れはタオルなどを使って水拭きしていただき、落ちにくい際はクリアタイプの革靴クリーナーなどをお使いください。

また、使用している革の見本カタログも無料で請求できます。革の手触りや縫製の糸も確かめられるので、購入を考える際の参考にもなりますよ。ぜひご参考にして見てください。

容量・使いやすさ

ランドセルは6年間使うものなので、容量・使いやすさといった機能面はお子さんの生活に直結します。
容量については横幅の内寸が最重要ポイントです。
『A4フラットサイズ対応』を選ぶのが基本ですが、ランドセルが大きすぎて学校のロッカーに入らないこともあるようなので、学校側にサイズ確認をしておきましょう。大容量サイズは、中身を詰めすぎて重くなることや、手提げカバンの利用も多いことから、サイズ選びのポイントとして重要視する必要はないと思います。
また、高学年になると、生理用品などをファスナー付きの前ポケットに入れる女の子も多いでしょう。ファスナーの使用感やポケットの開きやすさなどもチェックすると安心ですね。

重さ・背負いやすさ

ランドセルは重くなりがちですが、背負いやすさによって感じる重さを軽減できます。
ランドセルの重量は親御さんが問題視するポイントの一つです。
荷物で重くなるためランドセル本体は軽い方が良いと考える方も多いですが、軽い製品は強度に不安もあります。
実際には肩ベルトや背当てクッションなどの機能によって重さの感じ方は変わります。
背中からランドセルが離れると肩や腰に負担がかかるので、背負った時に浮いていないかどうかを確認しましょう。
他に背負いやすさに関わるポイントとして、次の箇所をチェックしてください。

・可動式の背カンが使われている
・肩ベルトが立ち上がっている
・背当てのクッションの質
・肩ベルトの長さ調整の有無

中村鞄製作所のランドセルには、NASAで宇宙飛行士の体を守るために開発・使用されている、耐久性に優れた『シャトルクッション』を背あてと肩ベルトに使用しています。お子さんの体に合わせて変形する特殊なクッションなので、やさしく包み込むような感覚でしっくりなじみます。

肩ベルトは新立ち上がり背カンとの組み合わせにより、肩にしっかりフィットするので、軽く感じることができ、肩や腰への負担が軽減されます。走ったり跳んだりしても肩との間に隙間ができず、肩からずり落ちないので、余計な重さを感じることがありません。

安全性

通学時における安全面の確保において、ランドセルの安全性の確認はかなり重要なポイントとなります。
主なポイントは『反射板・防犯ブザー』についてです。
反射板は、付いているかどうか・耐久性はどうか・どこに取り付けられるのかを確認しましょう。
防犯ブザーは現在、肩ベルトに装着するのが一般的なので、取り付け部が左右にあるのがベストです。どちらか一方にしかない場合は、利き手の反対側に装着できるものを選びましょう。

中村鞄製作所のランドセルには、前後左右360°どの角度からも光る反射材が使用されています。夕方や薄暗い道でもはっきりと反射するので、お子さんの通学時も安全です。また、反射性能が良い日本製の反射材を使用しており、6年間劣化しないのも特徴となっています。

購入時期

ランドセルの情報収集や購入時期を決める『ラン活』が早くなっているので注意しましょう。
「入学までまだ一年以上あるし大丈夫」とのんびり構えていると、欲しいランドセルが手に入らないこともあります。
特に『工房系』と呼ばれる、基本をしっかり押さえつつもこだわりのあるランドセルが人気ですが、生産数に限りがあるため春夏には販売終了になっていることも珍しくありません。
最近は、年中さんの冬から情報収集を始めて年長さんの夏までに購入を済ませることが多いので、欲しいデザインや色がある場合は、早めの準備をしましょう。
もしも、時期が遅くなってしまった場合はアウトレットや値下げ品などをチェックするのもおすすめです。

色・デザイン

色やデザインは、親子でいちばん意見が別れるところです。
親御さんが選ぶ色やデザインは、5~6歳のお子さんには不評なこともありますが、高学年では落ち着いた色が好評である場合が多いです。
もし色選びでご不安な際は、まず親御さんの方である程度ブランドやデザインを絞ってから、お子さんに「どれがいい?」と聞くという流れがベスト。
もし明るい色がお好みの場合でも、デザインがシンプルなもので、ステッチや縁取り、内側で色を遊ぶと良いでしょう。
特に流行に左右されるキャラクターものや派手な色は、飽きるのも早いケースが多い傾向があります。
ただし、親子であまりにも意見が合わない場合は、なるべくお子さんの意見を優先させるようにしてください。
ランドセルを使うのはお子さんなので、「欲しかったのはこれじゃない」などネガティブな気持ちが結びつくのは避けたいところです。
もしも、後から気に入らないとなった場合は、ランドセルカバーなどで対処できます。

耐久性・保証内容

ランドセルの耐久性や保証内容も重要なポイントで、『もしもの時』に関わるのでしっかりと確認しましょう。
仰向けに倒れた時や、誤ってランドセルを踏んでしまった時など、不意に重さが掛かることがあります。展示品がある場合、置いて手で押さえるなど剛性チェックをさせてもらうと良いでしょう。
特にやんちゃなお子さんの場合は素材も重要です。人工皮革の場合は、雑に扱って変形したり傷がつくと劣化が早まります。
 
また、保証内容のチェックは、主に次の3つの点を確認しましょう。
・6年間修理ができるかどうか
・無料修理がどの範囲か
・修理中に代わりのランドセルを貸してくれるかどうか

3.もしかして失敗した?と思った時の対処法

どれだけ細心の注意を払ってランドセルを購入しても、実際に使い始めると「あれ?失敗したかも」と思うことがあります。
特に色やデザインで失敗したと思うことが多いので、もしもの時のために対処法を考えておくと気分的にも楽ですよ。
 
・実際の対処法としてはランドセルカバーを使う
・シールを貼ったり、キーホルダーをつけるなどしてデコレートする
・新しく買い直す
 
などが挙げられます。
ランドセルカバーは、種類が豊富で購入も使用も手軽なのでおすすめです。
注意事項としましては、ずっと付けっ放しで放置してしまうと、革によくないため定期的に外して換気してあげましょう。
また、シールを貼ると印象も変わりますし、お値段もお手軽です。
また、『自分で選んだものはずっと好き』という思い込みを無くすのも大切です。
小学校6年間は、体も心もいちばん成長する時期なので『好みが変わって当たり前』。
もちろん一途に好きな気持ちを持つのも良いですが、好みが変わるのもお子さんの成長の証なので、上記の対処法で気分を変えてみてはいかがでしょう。

4.まとめ

今回は、ランドセル選びについて、失敗しやすいポイントと重視したいポイントを紹介しました。
ランドセル選びは、小学校入学の準備でいちばんワクワクするものです。
後悔しないためには、機能面は親御さんが選び、デザインや色はお子さんの好みに寄せてあげると良いでしょう。
また、失敗した時でも対処法は色々あるので、あまり考え過ぎなくても大丈夫ですよ。
6年間、愛着をもって使えるよう、ランドセル選びも楽しんでくださいね。

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